日別アーカイブ : 2016年7月3日

7月1日祈願会

7月1日(金)祈願会においてご遺文「転重軽受法門」を拝読し解説をいたしました。

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「転重軽受法門」
涅槃経に転重軽受と申す法門あり。先業の重き、今生につきずして未来に地獄の苦を受くべきが、今生にかかる重苦に値はせ候へば、地獄の苦しみはつときへて、死に候へば人・天・三乗・一乗の益をうる事の候。
等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
涅槃経に「転重軽受」という教えが説かれています。前世の悪業の報いが重くて、今生では尽くしきれず、未来において地獄の苦しみを受けなければならないのを、今生でそれに代わる苦しみを受けることにより、未来の地獄の苦しみはたちまちに消えて、死後は人間界・天上界・三乗・一乗の利益を受けることができるという教えです。

 

 

 

 
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6月19日供養法要

6月19日(日)供養法要を行いました。法要に入る前に「可延定業御書」を拝読し、解説いたしました.

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「可延定業御書」

業に二あり。一には定業、二には不定業。定業すらよくよく懺悔すれば必ず消滅す。何かにいわんや不定業をや。                                      等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
業(われわれの知らない過去の営みを現在に影響させ、現在の営みを未来に影響させるところの永遠不滅のはたらき)にも二類があります。その一つは定業であり、他の一つは不定業です。報いを受けることが過去の世から決定している定業でさえ、よくよく懺悔すれば必ず消滅します。まして不定業が消滅しないはずがありません。

 

 

 

 

 
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