月別アーカイブ : 2023年 8月

8月15日唱題行

8月15日(火)は終戦記念日です。日本武道館において、全国のご遺族が参列して、全国戦没者追悼式が開催されました。

今日の日本の繁栄は、第二次世界大戦において、かけがえのない命を失った、数多くの人々の犠牲の下にあることを、決して忘れてはならないことと存じます。

妙信寺においても、戦没者慰霊のための唱題行を厳修いたしました。本年で32年目となります。大型台風7号の影響が心配されましたが、多くの参拝者がお参りに来られました。有り難うございました。

正午ちょうどに檀信徒の皆さまと共に、代わる代わるお題目太鼓を打ち鳴らし、大きな声でお題目をお唱えし、戦没者慰霊をさせていただきました。必ずやお題目が戦没者の御霊に届いたものと確信いたします。

終わりに住職より、台風下の中、参拝に対する感謝と、コロナの関係で、今は御供養の席も控えていたが徐々に再開して行きたい等の挨拶があり、本日の法要は終了いたしました。 合掌 善徹記

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8月6日 新盆送り火の会

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8月6日 送り火の会 開催いたしました。

 

本年夏に新盆を迎えられるご家族にご案内し、

愛する故人に対して生前伝えられなかった想いや近況報告を

皆の前でお話しいただき、最後には白木位牌を自らの御手で燃して頂く会です。

 

今年で3回目の開催になりましたが、今年も多くのご家族にご参拝頂きました。

毎会ご家族が故人様に向き合う姿とその発言からは多くの学びを頂いております。

 

この会の原点は「グリーフケア」の学びであり、

グリーフ=人を亡くした際に心に生じる苦痛や悲嘆

ケア=治療、緩和

グリーフケアは同じ悲しみ、苦しみにある者同士がその想いを話し、

そしてそれを聞き共感を得ることで痛みや苦しみが緩和されるという原理から、

新盆という日本古くからの故人を送る供養行事に合わせて開催しております。

新盆をお送りするご家族は、愛する人を亡くして1年未満の方ですので、悲しみ苦しみの渦中に居られる方も多くおられます。その方たちの明日を生きる小ささ一助となれれば、というのがお寺の思いであります。

 

故人様にご家族の想いが届いているかどうかはわからないのが現実ですが、

故人様に対し、参加者が感謝の想いをお伝えできたということに疑いはありません。

 

 
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8月1日ほうろく灸祈祷法要

令和5年8月1日(火)午後1時より、ほうろく灸祈祷法要を厳修いたしました。昨日の猛暑とは打って変わり、午前中は晴れていましたが、午後からは空模様が怪しくなり、雷鳴も響き大粒の雨も降り始めました。そのせいか気温も五度位下がり涼しく感じられました。

ほうろく灸祈祷法要では、「ほうろく」と言う素焼きの皿を、経文が書かれた紙と共に、頭に乗せ、もぐさの灸を据え、暑気払いや、身体健全、病気平癒等の健康祈願をいたします。

ほうろく灸祈祷法要の前に住職より、季節の変わり目を指す土用(辰、未、戌、丑)、特に丑にまつわる説明がありました。丑三つ時や、鬼門に当たるのが丑寅の方角(北東)であること等、丑についての説明がなされ、季節の変わり目である土用は体調を崩しやすいので「う」が付く食べ物、特に夏の土用の丑の日には「うなぎ」等を食する習慣が根付いたとの解説がありました。

いつもの読経(方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、お題目、此要)の後、ほうろく灸祈祷法要では二座に分かれて実施されました。住職、副住職による自我偈読経、お題目太鼓が打ち鳴らされる中、檀信徒の皆さまは、お皿を頭より少し浮かせたり、ハンカチ等を頭とお皿の間に当てたりして、それぞれ熱さ対策をして修行を受けておられました。さぞや心身ともにスッキリされたことと存じます。檀信徒の皆様大変お疲れ様でした。 合掌  善徹記

 

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