グリーフケアの会

8月6日 新盆送り火の会

h j k

 

 

 

 

 

 

 

8月6日 送り火の会 開催いたしました。

 

本年夏に新盆を迎えられるご家族にご案内し、

愛する故人に対して生前伝えられなかった想いや近況報告を

皆の前でお話しいただき、最後には白木位牌を自らの御手で燃して頂く会です。

 

今年で3回目の開催になりましたが、今年も多くのご家族にご参拝頂きました。

毎会ご家族が故人様に向き合う姿とその発言からは多くの学びを頂いております。

 

この会の原点は「グリーフケア」の学びであり、

グリーフ=人を亡くした際に心に生じる苦痛や悲嘆

ケア=治療、緩和

グリーフケアは同じ悲しみ、苦しみにある者同士がその想いを話し、

そしてそれを聞き共感を得ることで痛みや苦しみが緩和されるという原理から、

新盆という日本古くからの故人を送る供養行事に合わせて開催しております。

新盆をお送りするご家族は、愛する人を亡くして1年未満の方ですので、悲しみ苦しみの渦中に居られる方も多くおられます。その方たちの明日を生きる小ささ一助となれれば、というのがお寺の思いであります。

 

故人様にご家族の想いが届いているかどうかはわからないのが現実ですが、

故人様に対し、参加者が感謝の想いをお伝えできたということに疑いはありません。

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

白うさぎの会 

第二回・白うさぎの会を開催しました。

この度の投稿は司会進行役を務めて頂きました、多田光朝さんにお願いしました。

頂いた原文のまま掲載させていただきます。有難うございました。

163875645696716387564569191638756456986

 

 

 

 

 

 

第2回目の白うさぎの会を終えて感じた3つのこと

 

ひとつめは、「出逢うこと・縁結びの難しさ」です。

仕事柄や性格によって出逢いに全く不自由しない人や出逢いを自分から作れる人もいれば、

出逢いに全く縁が無く異性の人とどう出逢えば良いかわからないという方もいて、

更に出逢ってもお互いが好意を持つということが簡単なようで簡単でなく

縁結びは本当に難しいと感じました。

 

ふたつめは、「自分にできること」です。

縁結びの難しさを感じる一方で、ではそこで自分ができることは?と考えたときに

私が「こんな会があるよ」と声をかけることで出逢いをつくれる、また喜んでもらえる人がいるならば声を掛け続け、

自分のライフワークにしていきたいと感じました。

 

みっつめは、「お寺」という場所についてです。

会が終わり、私が声を掛け参加をしてもらった方からそれぞれに「ありがとう」を頂きました。

聞いてみると理由は「楽しかった」ということでした。

コロナの感染対策で人と会うこと、直接会って話す機会が減っていたところに安心して人と話せる場所があって

コロナを気にせず会話ができたことに楽しさがあったとのこと。

 

こんな楽しい会の会場は「お寺」です。

お墓やお葬式といったイメージの強い、楽しいこととは対極にあるような「お寺」が会を企画し開催しています。

コロナ禍で色々な変化がありましたが、「お寺」のイメージも変えていきたい・ご不幸事以外でも社会に貢献したい、

というご住職の思いが、今回の参加の方の喜びに繋がりました。

まだまだ改善点はあるかもしれませんが、安心で真面目な出逢いの場がこの「お寺」にはあります。

小規模でも継続して関わらせて頂きたいなと思いました。

多田光朝

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新盆 送り火の会

新盆 新盆1 新盆3 新盆4

8月8日17時より 「新盆 送り火の会」をお勤めさせて頂きました。

この会は今回が初めての試みになります。

本年、新盆をお迎えされるご家族にご案内させて頂き、

妙信寺本堂にて、参加者、スタッフと共に円座になって座り

新盆を迎えられる愛しき故人に対してご家族が感謝の言葉、反省の言葉、思い出を語り合い、

最後に白木の位牌を含めた思いある品々を自らの手で燃して頂く、という会です。

 

初めての試みということで、

幾度かの予行練習や会議を重ねた結果、準備に大変手間がかかりましたが、

普段よりお寺を支えて下さるスタッフの協力もあり

無事に終えることができました。

 

愛する亡き人の白木の位牌を目の前に

挙手制で皆の前で想いをそれぞれに伝えて頂きました。

伝えている最中に感情が高ぶり涙をする人も

人の話を聞きまたそれに共感し涙する人。

それだけ感情を顕(あらわ)にできる清らな場が皆の協力により作られたことにまた感謝です。

 

終わった後の参加者、スタッフの感想には

・人の話を聞きそれに共感し安堵した

・お手紙、位牌を自らお焚き上げすることができて良かった

・感動した、参加して良かった

など、感謝感激のお声を頂き何よりもの法悦に浸れました。

 

人は思っている感情を声に出し表に出す事で気持ちが楽になります。

また同じ境遇にある人の話を聞くことで「私だけじゃないんだ」という共感、安心が生まれ安堵します。

人前で話すことは大変に緊張することでありますが、

この場では話すことで自らでなくそれを聞く他人をも幸せにできるという事を実感できる場だと感じました。

現に皆様方のお声にも話せてよかった、聞けて良かったとの声が多くありました。

 

従来の仏様に対し集まりお経を上げる、という供養とは少し違った試みを致しましたが

大変有意義な会を運営することができたかと思っております。

 

参加者、スタッフには会終了後に簡単なアンケートを書いて頂き、

今後の会をより良い会を作れるよう、ご協力頂きました。

 

初めての会ということであまり大きくお知らせは致しませんでしたが、

今後はこのブログも使い告知させて頂こうかと思っております。

 

※お焚き上げに関しましては火を出す為、事前に地元消防署へ「火炎発生届出書」を出しております。

 

 

 

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加