8月1日 月例祈祷会 (ホウロク灸)

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8月1日 月例祈祷に合わせてホウロク灸祈祷を行いました。

8月に入りようやく長く続いた梅雨も明け、晴天の中法要を厳修することができました。

 

コロナ対策で開けられる窓、ドアを全開にしているため、来寺者には暑苦しい思いをさせてしまい、申し訳ありませんが、今年の夏はこの様にせざるを得ない状況です。

その上、ホウロク灸でしたので、大変な御修行であったと思います。ご苦労様でした(;^ω^)笑

 

毎度の様に、法要前の挨拶ネタを考えておりますと、

やはり今の時期「コロナ」という言葉を軸にしなければなりません。

「コロナ」という疫病が現れてから約半年。

法事も葬式も月御講の挨拶も友人との会話も、家族との会話も、全てコロナコロナです。

これはどこへ行っても同じでしょうけれども、、

「コロナ」という話題で始まり良い結末で終わった話って、ほぼほぼないのかなと思います。

 

コロナ禍に於いてマイナスになった部分を話せば、皆、何時間でも話せるくらいストレスが溜まっているでしょうし、それくらい実際に失われたものが多いのかと思います。

この期間中に、「儲かりました!絶好調です(^^)!!」というお仕事も中々聞きません。

コロナ患者を受け入れている病院でさえ大赤字という危機的状況。

このような状況下、プラス要素ってなんなのだろうか、と考えて生活しておりました。

コロナ流行が始まり、緊急事態宣言や緊急アラート、警告が発出されプライベートの行動、仕事を制限され、公私共々誰しもが行動の自由を失いました。

(お寺も法事のキャンセルや日々の参詣者の減少などありました)

世の中が人や仕事に於いて断捨離せざるを得ない状況になり、人や物、仕事を失った方が多くいらっしゃると思います。その中で一つ気が付ける事と言えば、「これから大切にしなければならない、あるいは大切に付き合っていかなければならない物や人の存在に明確に気が付ける」ことなのではないでしょうか。

断捨離という言葉は数年前に流行りました。

断る 捨てる 離れる と似たような意味が備わった3つの言葉が連なる珍しい言葉です。

全ての言葉がプラス要素ではなく、マイナス要素しか感じられない3句の繋ぎ言葉。

このマイナスの集合体の言葉が断捨離です。

断捨離して残されたものは間違いなく大切な物、人です。

このコロナ禍に於いて、「なくなった事への不平不満」ではなく

断捨離故の「在る事への感謝」へ少しでもスポットライトを当てて頂ければ、

長い長いコロナ洞窟の光も見えてくるのかな、と私自身も信じて止みません。

 

これから猛暑日が続きます。

どうか皆様方、コロナと猛暑にはくれぐれもご留意頂き、

先ずは目先の夏を乗り越える事を目標に精進致しましょう。

 

合掌 善隆

 

 

 

 

 

 

 
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