妙信寺ブログ

6月1日 月例祈祷会

LINE_ALBUM_令和7年6月1日_250602_3

LINE_ALBUM_令和7年6月1日_250602_2LINE_ALBUM_令和7年6月1日_250602_1

 

 

 

 

 

 

 

6月1日 月例祈祷会を厳修致しました。

 

法要前には法華経の中に説かれる例え話「三車火宅」のお話をさせて頂きました。

お経文というと、「尊い」「神聖」などのイメージをお持ちの方が多いと思われますが、実際に経典を開いてみますと、

7BBF82C7-9565-4918-87E8-D668772E2F4D

 

 

 

 

 

 

 

↑これらの漢字は実際にお経典に書かれている害虫らです。

世間様のイメージされる「お経」からは想像のつかないような、文が沢山出てきます。

これらは魑魅魍魎、害虫を意味しこられの害虫は我々の煩悩、いわゆる人間として生まれたからに必ず誰しもが持ち合わせてしまう心の底に眠る粗悪さの多さを意味します。

お経文の中にはこれら魑魅魍魎、害虫が500以上います

と説かれています。

 

これら沢山の魑魅魍魎の潜む家が火事になっていてそこに住んでいるのが、

衆生=我々だ。と説かれています。

しかもその火事や魑魅魍魎がいることにすら気づかずに悦楽に浸っていると説かれているのが火宅の由来です。

そして、その極悪な窮地から巧みな方便を用いて救ってくれるのがお釈迦様でありお題目ですよ。

と説かれているのが三車家宅の喩になります。

 

 

 

教え的な面では、お釈迦様の用いた「巧みな方便」、「大白牛車」にスポットを当てなくてはいけないのかも知れませんが、今回は我々の心の奥底に潜む「煩悩、粗悪の多さ」に視野を当ててお話させて頂きました。

 

合掌 善隆 記

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5月18日 月例供養会

LINE_ALBUM_令和7年 5月18日_250524_1 LINE_ALBUM_令和7年 5月18日_250524_2 LINE_ALBUM_令和7年 5月18日_250524_3

 

 

 

 

 

 

 

5月18日、月例供養会を厳修致しました。

前日の雨模様とは打って変わり大変気持ちの良い気候の中お経があげられました。

 

法要後には住職より、先日の京都本能寺で行われた千部法要の報告がなされました。

近年、少子化の問題もあってか、当宗門の修行所「興隆学林」でも修行僧の減少傾向が如実に表れており、住職や善隆が修行していた頃は、4月に修行所に入りたての若々しい修行僧が千部法要のお手伝いをさせて頂くということが当たり前の時代でした。しかしながら、近年では修行僧の数少ない為もあってか、修行所に入りたて僧侶が緊張した面持ちで法要手伝いをする、ということが見られなくなってしまったことや、僧侶だけではなく一般参拝者も10年前、20年前と比べて大きく減少してしまったことへの私見を述べ法要の結びとなりました。

 

私も修行時代、5月の千部法要の時期になると、一年生のころは先輩や先生に煽られ叱られながら、まずは本能寺の境内のどこに掃除道具があるのか、塔頭のお坊さんに失礼があってはいけないよう、全塔頭名とそれぞれの住職の名前にはじまり、法要中どのような動きをしなくてはいけないかを、徹夜の勢いで同期とともに必死に覚えたことをつい昨日の事のように思い出します。そして自分が先輩になると一年生の頃の自分は「あれだけ必死にやったのに」を後輩に押し付けてしまい、後輩に対して厳しく当たってしまったこと、今となってはとても反省しています。

 

きっと千部法要の時期になると毎年このような反省を思い出すことになるんだろうな、と。

感じながら住職の話を隣で聞いておりました。

故人を思い出すことが供養であるなら、

反省を振り返ることも罪障消滅に繋がることを信じ精進して参ります。

 

合掌 善隆 記

 

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

5月3日 福寿稲荷大善神祭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LINE_ALBUM_令和7年 福寿稲荷祭_250506_4 LINE_ALBUM_令和7年 福寿稲荷祭_250506_3 LINE_ALBUM_令和7年 福寿稲荷祭_250506_2 LINE_ALBUM_令和7年 福寿稲荷祭_250506_1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月3日 福寿稲荷大善神祭を古くからお付き合いのあるお上人お二人をお招きし厳修致しました。

福寿稲荷様は妙信寺の守護神として開基の日浄上人が感得された神様であります。

この吉日に沢山の方々が来山くださり一心に共にお経を読んで聞いてくださる。

本当に有難いの一言に尽きます。

 

来月には開基  日浄上人の27回忌が控えております。

福寿稲荷祭にこうして沢山の人が集まってくれるということは福寿稲荷様ひいては日浄上人のご供養にも繋がってくるのではないか、と思う次第であります。

 

この日は昨日の天候とはうって変わっての好天に恵まれた中で法要を営むことができ、法要後には近くの中華料理屋さんで皆で楽しくお酒を飲み交わしました。

 

この法要が「妙信寺の原点」という住職の挨拶がありましたが、まさにそれを深く感じる一日となりました。また来年のこの日も盛大に法要を厳修できるよう寺族一同努めて参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

善隆 記

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加