妙信寺ブログ

6月1日 月例祈祷会

 

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6月1日 月例祈祷会を厳修しました。

徐々にマスクを外されている方も増えてきて、妙信寺の法要はコロナ前の形態に戻りつつあります。

 

本日は南無妙法蓮華経の経題の中にも説かれている「蓮華」についてお話させて頂きました。

「蓮華」とは猛々しい高い山に生息する植物でもなく、澄み切った綺麗な水の中から根を張る花でもなく、泥の沼地から根を張りそこから養分を摂取し花を咲かせます。

この生き方、在り方がとても大切なことを教えてくれます。

 

「不染世間法 如蓮華在水」

→蓮が泥沼の中から美しい花を咲かすように、人は汚れた世俗を生きていても清廉な生き方を出来る

という法華経の教えです。

 

昭和平成の頃のように「常識」と一括りで言いにくくなってしまった時代ですが、現代こそ蓮華のように「周りに染まらず」という生き方、在り方の大切さを学ぶべきかと思います。

 

 

、、、かと言って、周りに全く馴染まず自分勝手に信仰だけで生きてしまうのとはまた違うのですけれどもね。

「真俗円満」→仏道修行と世俗での生活を円満に。という意味です。

信仰一本にならずに俗世間とも円満に過ごす。要するに信仰だけでもだめですよってことですね。

 

合掌 善隆 拝

 
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5月21日 月例供養会

5月21日 月例供養会を厳修しました。

 

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日蓮聖人の御遺文

「麒麟の尾につけるダニの一日に千里飛ぶ」

という御遺文の一節も用いお話をさせて頂きました。

伝説の聖獣「麒麟」。

やはり皆さん一番に想像されるのは一番搾りのビールなんですね!笑

 

ダニのような行動範囲が僅かな虫でも伝説の聖獣 麒麟の尾につけば自らでは到達することできないであろう境地にも達する事が出来る

という意義をお話させて頂きました。

大聖人の言わんとする「麒麟の尾」はおそらく真実の教えである「法華経」のことを示すのだと思います。しかしながら、檀徒に法華経を信じればこんな功徳がありますよ!と伝えたところで中々うまく伝わらないのが真相です。

檀徒様に法話を説く前に自分が如何様に大聖人のお言葉を感じ、信じられるか。

ここに尽きるかと思います。

 

この料理を本当に美味しいと思っていない人にその料理を勧められても食べたいと思いません、

この洋服を本当にかっこ良いと思っていない人にその洋服を勧められても着たいと思いません、

まずはお坊さんが心から法華経、大聖人を信じる事が布教のスタートラインだと感じました。

先ずは自分が麒麟の尾を信じ、信心のご修行に励みます。

 

合掌 善隆 記

 

 
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5月3日 福寿稲荷祭

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令和5年 5月 3日

 

福寿稲荷大善神祭を厳修し、

有縁の各聖そして多くの檀徒とともに妙信寺守護神に報恩のお経を捧げました。

 

例年法要後には直会の席を設けておりましたが、疫病禍により直会もできなくなってしまいました。本年は疫病による規制も緩和してきたという世情を鑑みて3年振りに直会を再開致しました。

 

「法要の後にはご供養の席を設けなさい」という、開基上人の教えを久しぶりに学ぶことができ、普段のお寺の参拝時だけでは取れない檀徒とのコミュニケーションをとることができ大変喜ばしく思います。

 

これを機に従来のお寺の行事も復活させていきたいと願うばかりであります。

コロナの長い長いトンネルにもようやく光が差し込んできたように思います。

 

 

合掌 善隆 記

 
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