11月19日供養法要

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11月19日(日)午後1時より先祖供養を厳修いたしました。初めに1日の法要と同じく再度、土籠御書の拝読をいたしました。住職より、現在遠寿院大荒行堂に入行中の善隆師のご修業を念頭に、「当時、病床にあられた日蓮大聖人はその枕元に後の日像聖人である、13歳の経一麿(きょういちまろ)を呼び、多くの法難にも負けない強い体力と精神力を持って京都の布教をせよと命じられました。日像聖人は大聖人のお言葉を身をもって実行するため25歳の時に鎌倉由比ヶ浜の浜辺において、11月より翌年2月までの百ヶ日の間大荒行をされた」のが始まりとの解説がなされました。身の引き締まる思いで聞かさせて頂きました。善隆師の無事成満を心よりご祈念いたします。合掌  善徹

土籠御書

日蓮は明日佐渡の国へまかるなり。今夜のさむきにつけても、ろうのうちのありさま、思ひやられていたはしくこそ候へ。あはれ殿は、法華経一部を色心二法共にあそばしたる御身なれば、父母・六親・一切衆生をもたすけ給ふべき御身なり。法華経を余人のよみ候は、口ばかりことばばかりはよめども心はよまず。心はよめども身によまず。色心二法共にあそばされたることこそ貴く候へ。                       等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
日蓮は明日佐渡の国へまいります。それにつけても今夜の寒さで、貴殿が籠の中で震えているのではないかと心配でなりません。この度の法難で、貴殿は法華経一部を身と心の二通りで読む、という貴い御身になられました。父母・六親のみならず一切衆生をも助ける使命ある御身となられたのです。法華経を余の人は、口だけ言葉だけ読み、心で読んではおりません。また心で読んでいたとしても、身で読んではおりません。そのような中で、貴殿は身と心の両方で読まれました。ですから貴いのです。

 

 
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