7月1日 祈願会

7月1日 祈願会を厳修致しました。

法要前に可延定業御書を御拝読、解説致しました。

可延定業御書

夫れ病に二つあり。一には軽病、二には重病。重病すら善医に値うて急に対治すれば命なお存す。何にいわんや軽病をや。業に二つあり。一には定業、二には不定業。定業すら能々懺悔すれば必ず消滅す。何にいわんや不定業をや。

法華経第七云 此経則為閻浮提人病之良薬 等。

現代語訳

そもそも、病気には二類あります。その一つは軽病、他の一つは重病です。重病でさえも、名医を得て早く治療すれば回復して命を長らえることができます。まして軽病が治しやすいことはいうまでもありません。また、我々の知らない過去の営みを現在に影響させ、現在の営みを未来に影響させるところの永遠不滅のはたらきにも二類があります。その一つは定業であり、他の一つは不定業 です。報いを受けることが過去の世から決定している定業でさえ、よくよく懺悔すれば必ず消滅します。まして不定業が消滅しないはずがありません。法華経第七巻の薬王菩薩本事品に「この経は、全世界の人々の病気の良薬である」と説かれています。

 

12345 1234 123

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加