4月16日 先祖供養会

当法要では法要前に『上野殿御返事』を解説拝読致しました。

宗祖の仰る「水の如く」の信心を信仰できるよう、

御修行して参ります。

 

上野殿御返事

今の時、法華経を信ずる人あり。あるいは火のごとく信ずる人もあり。あるいは水のごとく信ずる人もあり。聴聞(ちょうもん)する時は燃え立つばかり思えども、遠ざかりぬれば捨つる心あり。水のごとくと申すはいつも退せず信ずるなり。

現代語訳

現今にあっては、法華経を信じる人もあるが、ある人は火のごとく信じ、またある人は水のように信じている。火のように信じる人というのは、説法を聞いた時は燃え立つように熱心になり夢中になって信仰するが、一時的なものであって、時間が経つに従って熱心さが消え、やがて捨て去る心をいうのである。これに対して水のようにというのは、いつも退くことなく持続して信じることである。

 

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